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北海道知的障がい家族会連合会   

プロフィールProfile

会長あいさつ

北海道知的障がい家族会連合会 会長 近藤 正 (2024年4月)
 昨年12月に北海道保健福祉部から「第1期ほっかいどう障がい福祉プラン」素案が示され、令和11年度までの施策・数値目標が明らかになりました。
 地域移行への取組が加速される内容となっていますが、知的障がい者を取り巻く環境は十分とは言えず、将来的な不安も多いのが現状です。
 道家連は、知的障がい者の家族の立場から障がい者支援施設や関連団体とも情報を共有し、課題を明確にしながら行政に対して現実を見据えた要望活動を展開する必要があると考えます。
 ここ数年、少子高齢化の影響であらゆる業種で人材不足が社会問題になっており、深刻な課題です。
 コロナ禍が一段落した後もインフルエンザを含めた感染対策や利用者の高齢化で深夜勤務を含めた人繰りの負担増など、支援員の方たちのご苦労が多い状況は変わっていません。
 また、人件費・灯油価格・食費等、諸物価高騰に対する国の報酬改定なども十分ではありません。
 道家連は、道の素案に対しパブリックコメントを提出(詳細は2024年1月4日発行「ほっと42号」)しておりますが、引き続き具体的な施策の実施状況を見守りつつ要望活動を行います。
 また、各家族会単位で「知的障がい者支援施設」に対して利用者家族として運営に協力したり親睦を深めたりしながら情報を共有し、積極的に関わり、利用者の環境向上を目指すことが重要ですが、利用者家族の高齢化が進み、家族会の運営に携わる役員の人材が不足し、家族会単位での活動が難しくなっているのが現実です。
 会員数の増加を目標に挙げて、組織力の向上を目指すことを令和5~6年度の計画としています。
 計画後半の今年度は、それぞれの地区で協力して、道家連の組織全体で必要とされる活動を続けられるかどうかの大切な時期です。
 会員・関係者の皆様の声を反映させ、時節のニーズ・役割に合った活動を行い、今後の活動につなげたいと思いますので積極的なご参加・ご協力よろしくお願いいたします。

北海道知的障がい家族会連合会の求める要望事項7項目

1. 親亡き後の看取りの施設(終の住処)としての入所支援施設の機能の拡充
 ☆医療支援が必要な利用者が入所支援を受けられる施設の新設
 ☆入所支援における個室化と個別支援の充実
 ☆地域移行により指定共同生活援助事業所(介護サービス包括型)に移ったのち、高齢化などに伴い入所支援が必要になった時には速やかに入所支援を受けられる制度の確立
2. 指定共同生活援助事業所(介護サービス包括型)における安全の確保
 ☆指定共同生活援助事業所(介護サービス包括型)の住居施設確保のための補助制度の拡充
 ☆指定共同生活援助事業(介護サービス包括型)における日曜・祝日及び夜間支援体制の拡充並びに医療支援体制の確保
 ☆指定共同生活援助事業所(介護サービス包括型)の現在の支援体制では、災害時の避難誘導が不安である。災害時にも対応できる支援の確保
3. 知的障がい者の生涯にわたる安心の確保
 ☆入院などで90日間経過した場合の契約解除などにみられる契約制度の不安を解消するため契約の在り方についての検討と提言
4. 障害者総合支援法における障害支援区分の廃止
 ☆障がい者本人が希望する支援を選択できる制度の確立
5. 知的障がい者の医療費の無料化
 ☆療育手帳Bの知的障がい者は健常者と同じ3割負担であり、負担が大きい現状であり、今後の高齢化により、さらに負担が増えると考えられるので、安心して医療を受けるための医療費の無料化
6. 知的障がい者の支援に関わる人材の確保
 ☆充実した支援のため、福祉職員の待遇改善
 ☆利用者が明るく楽しい毎日を送るため、福祉職員の働きやすい職場環境の確保
7. 障害福祉サービス等報酬の仕組みの改善
 ☆施設入所支援及び指定共同生活援助事業所(介護サービス包括型)における報酬を日額払いから月額払いに改正
 ☆利用者の帰省等による事業所の収入減少の防止


組織

名称 北海道知的障がい家族会連合会
(通称: 道家連)
設立 2007年6月10日
会長 近藤 正(ほうおん後援会)
事務局 〒001-0902 札幌市北区新琴似2条10-2-6
TEL: 090-8903-8889
FAX: 011-762-7770
組織 総会: 全道82家族会の会員
役員会: 地区家族会から選出された幹事
三役会: 会長・副会長・事務局長
会員 8地区・80家族会・約7,000名

規約

  • 北海道知的障がい家族会連合会 規約 → こちら

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